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惜しい人を亡くしたものだ。
惜しい人を亡くしたものだ。
これは、ラグビー界にとどまらず、日本経済界にとってもいえるんじゃないだろうか。
私は早稲田のOBではないし、本質的に早稲田ラグビーが嫌いである。
しかし、宿沢氏だけは別だった。
なぜなら、ラグビー界では珍しく、フラットな状態で選手選考できる人であったからだ。
日本代表の選考については、そのときの監督の出身校が優遇されるということが当たり前であった(監督選考自体も、早慶明同の順番で行われていた)。それを見事断ち切ったのが宿沢氏である。
おりしも、今ラグビーワールドカップの最中であり、日本代表監督は外国人になった。
本著で氏が述べられていることもかなりの数が現実のものとなった。
そんな状況をみて、宿沢氏は「いいんじゃない」と言ってくれるんじゃないかな。
ラグビーを始めたころ、「しゅくざわ」という音と「宿沢」(「やどさわ」だと信じて疑わなかった)という漢字がなかなか結びつかず、友人に指摘され恥ずかしい思いをしたことを思い出す。
何度も言うが、本当に惜しい人をなくしたと思う。