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永遠の至宝
珠玉の演奏です。
このような書き方をすると、真面目なクラシック・ファンには叱られるかも知れませんが、すべてがセゴビア・ミュージックです。
ギター曲はもちろん、ピアノ曲であろうがチェロでも弦楽四重奏でも、古くはルネサンスから近代まで弾いてしまいます。様式感だとか編曲物だとかという理屈を吹き飛ばす、美しい演奏です。音質的にも充分聴ける頃のものです(50年代以降)。
美しい歌です。すべてのフレーズが唄っています。テクニックがどうとかという事も超越していて、ひとつの間、タメ、コブシ回し(?)が、ギターや楽譜の存在を忘れさせます。すべてがたった今生まれた音楽であるような新鮮さ・即興性を兼ね備え、非常に自由でありながら「これしかあり得ない」程の決定的演奏。再現芸術の理想形がここにあります。現在セゴビア以上のテクの持主は多いことでしょう。しかし、それでも超えられない何かがここにあります。
セゴビアのギターを聴いた事がない人は羨ましい限りです。これからセゴビアを聴いて味わえる感動が残っているのですから。しかし、一生のうちに必ず一度は鑑賞して欲しいものです。感受性の鋭い20代くらいに…。初めて鑑賞される方は、先入観を持たずに、ただ純粋に音楽として接して欲しいと思います。音楽が好きで、ギターに興味があれば、騙されたと思って聴いてみてください。
クラシックだの古い録音だのという事は忘れて耳を傾ければ、必ずや心の琴線を鳴らしてくれることでしょう。
素晴らしい音色は筆舌に尽くしがたく。
こんなにウェットでとろけるようなギターの音色は青天の霹靂でした。とくに「華麗なる練習曲」は初めて聴いたとき目に涙が貯まりましたまじで。もともとロックやフォークのギターばっか聴いてましたが、この音色にはやられます。クラシックのみならずギターが好きなら誰もが一度は聴いて欲しい音です。おすすめします。